平成28年度のODA案件
最近のODA動向 | 平成29年度 | 平成28年度 | 平成27年度 | 平成26年度 | 平成25年度 | 平成24年度 | 平成23年度 | 平成22年度 | 平成21年度 | 平成20年度 | 平成19年度
平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 贈与契約署名式 (平成29年3月6日)


3月6日,黒川恒男駐モロッコ大使は、平成28年度草の根・人間の安全保障無償資金協力の実施に際し、被供与団体として選定されたローカルNGOの代表者とともに贈与契約(G/C)に署名を行いました。

• 案件名:アムスクロウド村アルガンオイル製造センター建設計画
• 供与限度額:71,143ユーロ (約9,746,591円)
• 実施団体:アルガナ・ノムスクロウド農業女性共同組合
• 事業内容:アガディール・イダウタナン県アムスクロウド村のアルガンオイル精製業に携わる女性の労働環境を改善し,
生産能力の向上を支援すべく,アルガンオイル製造センター(延床面積350平米)を建設する。

• 案件名:アイト・イヒア集落太陽光灌漑システム設置計画
• 供与限度額:70,913ユーロ (約9,715,081円)
• 実施団体:イゼルガン灌漑水利農業協会
• 事業内容:ティンゼルト村アイト・イヒア集落の農家の作付け面積を拡大するため,
揚水施設に太陽光発電システム(ソーラーパネル,ポンプモーター,コントローラ,バッテリー,配電線)を設置する。

• 案件名:ティヌリル市男子寄宿舎整備計画
• 供与限度額:71,078ユーロ (約9,737,686円)
• 実施団体:ティヌリル男子寄宿舎イスラム教徒慈善協会
• 事業内容:遠距離通学が困難な地域の学生がティヌリル市内の中学校,高校,
職業訓練校に容易に通学できるよう、男子寄宿舎1棟を新設する。
JICA技術協力「上水道無収水量管理研修」修了式の開催(平成29年2月17日)
2月17日、国営電気・水道公社(ONEE)傘下の上下水国際学院(IEA)において、JICAによる技術協力「上水道無収水量管理研修」修了式が開催されました。
このプロジェクトでは、アフリカ諸国から3年間で75名のエンジニア及び管理職の招へいし、水資源管理に関する5つの研修を実施しました。
在モロッコ大使館上薗参事官は、モロッコは信頼できる三角協力のパートナーであり、日本はモロッコとともに第三国の専門家との交流を通じ、効果的な技術移転や知見の共有を一層図っていきたい旨述べました。




モロッコに対する無償資金協力:日本製次世代自動車の供与を通じた「経済社会開発計画」に関する書簡の交換(平成29年2月17日)
2月17日、黒川恒男駐モロッコ大使とモハメッド・アリ・ラズラック外務・協力省事務次官は、3億円を供与額とする日本の無償資金協力「経済社会開発計画」の実施にかかる交換公文に調印しました。
この協力は,我が国で製造された次世代自動車の供与を通じてモロッコの環境問題や気候変動への対処能力の向上を支援するものです。
黒川大使は署名式で、COP22が開催されたモロッコにおいて、日本の技術を用いるこの協力を通じた気候変動対策の向上に対する期待を述べました。






「仏語圏アフリカ水産人材プロジェクト」における「水産物の品質及び衛生管理研修」修了式の開催(平成29年1月27日)
1月27日、アガディールの海洋漁業高等学院(ISPM)において、JICAによる技術協力「仏語圏アフリカ水産人材プロジェクト」において開催されていた「水産物の品質及び衛生管理研修」の修了式が開催されました。
このプロジェクトは、コートジボワール、ベナン、ギニア、マダガスカル、カメルーン、ガボン、モーリタニア、セネガル、トーゴの計9か国から参加した研修生に対し、水産分野におけるノウハウと知見を有するモロッコの高等教育機関が研修を実施し、参加者の専門知識の向上を図っていくことを日本が支援しているものです。研修生たちがモロッコで学んだ知識を母国で普及していくことが期待されます。



国連開発計画(UNDP)及びモロッコ刑務所管理・社会復帰総本部(DGAPR)連携「刑務所改革プロジェクト」実施サイト訪問
1月24日、黒川駐モロッコ大使は、国連開発計画(UNDP)とモロッコ首相府付刑務所管理・社会復帰総本部(DGAPR)とともに実施中の「刑務所改革プロジェクト」において、印刷機材や木製品・革製品製作用工具を供与したケニトラ刑務所を訪問しました。本プロジェクトで供与した機材及び工具は、所内で実施される職業訓練プログラムのために活用されていきます。
黒川大使はこの機会に、刑務所内で実施される職業訓練の質の向上への我が国の貢献について述べました。









経済産業省と国連工業開発機関(UNIDO)のモロッコ持続開発エネルギー庁(MASEN)との共同プロジェクト「低炭素・低排出クリーンエネルギー技術移転(LCET)プログラム」のキックオフワークショップの開催
1月17日、上薗在モロッコ大使館参事官は、アムラン・モロッコ持続可能エネルギー庁(MASEN)次官とともに、経済産業省とUNIDOの共同プロジェクト「低炭素・低排出クリーンエネルギー技術移転(LCET)プログラム」
におけるUNIDO主催キックオフワークショップイベントに出席しました。


ベンキラン首相、ブーサイド経済・財政大臣及びアハヌシュ農業・海洋漁業大臣との意見交換(平成29年1月16日及び17日)
1月16日,黒川恒男駐モロッコ大使は、北岡JICA理事長とベンキラン首相及びブーサイド経済・財政大臣との各会談に同席しました。
また、1月17日、大使公邸において、黒川大使はアハヌシュ農業・海洋漁業大臣と、農業・漁業セクターの二国間協力関係ついて意見交換を行いました。



モロッコに対する円借款「海洋・漁業調査船建造計画」の交換公文署名式(平成29年1月16日)
1月16日,黒川恒男駐モロッコ大使とモハメッド・ブーサイド経済・財政大臣との間で,「海洋・漁業調査船建造計画」に対する53億7,100万円を限度額とする円借款に関する書簡の交換が、北岡伸一JICA理事長の立ち会いのもとで行われました。
本計画は,モロッコ政府が取り組む水産業近代化計画に基づき,モロッコ国立漁業研究所が進める海洋・漁業調査を行うため、新規に船を建造するものです。
黒川大使は式典スピーチにおいて、本計画を通して、我が国とモロッコとの間で30年以上にわたって築いてきた漁業協力関係が一層発展していくことを期待する旨を述べました。また、黒川大使は、本計画が昨年COP22を開催したモロッコにおいて、水産資源管理能力向上のとともに、気候変動対策の一環においても活用されていくことを期待する旨述べました。





住友電工とモロッコ持続可能エネルギー庁(MASEN)の1MW集光型太陽光発電システム竣工式 (平成28年11月10日)
11月10日、黒川恒男駐モロッコ大使は、住友電工株式会社がモロッコ持続可能エネルギー庁(MASEN)との協力のもと、現在マラケシュで開催中の気候変動枠組条約第22回締約国会議(COP22)に合わせて、モロッコ中部都市ワルザザードで実施していた「1MW太陽光集光型発電システム設置プロジェクト」の竣工式に出席しました。
黒川大使は式典でのスピーチにおいて、この集光型太陽光発電システムが、気候変動対策として求められる二酸化炭素の削減に貢献するだけでなく、2030年までに総発電能力の52%を再生可能エネルギーによりまかなうというモロッコ政府の目標の実現にも貢献しうると述べました。




黒川大使のエッサディーヌ中学校の開校セレモニー出席(平成25年度有償資金協力「基礎教育セクター支援計画」)(平成28年11月3日)
11月3日、黒川恒男駐モロッコ大使は、平成25年度有償資金協力「基礎教育セクター支援計画」によって建設したマラケシュのエッサディーヌ中学校開校セレモニーに出席しました。黒川大使と戸島JICAモロッコ事務所長は開校に対する祝辞を述べるとともに、モロッコの将来を担う中学生たちに激励の言葉を贈りました。








平成20年度草の根人間の安全保障無償資金協力「困難な状況にある孤児と女性の収容センター建設計画」のセンター視察(平成28年10月27日)
10月27日、黒川恒男駐モロッコ大使は、平成20年度度草の根人間の安全保障無償資金協力「困難な状況にある孤児と女性の収容センター建設計画」において2階と3階部分を整備したセンターを視察しました。地域社会との緊密な連携のもとで、本センターが身寄りのない女性と孤児を保護するための拠点となり、その活動が普及することを期待します。



平成22年度草の根人間の安全保障無償資金協力「ラグディル村道路整備計画」プロジェクトサイト視察(平成28年10月27日)
10月27日、黒川恒男駐モロッコ大使は、平成20年度度草の根人間の安全保障無償資金協力「ラグディル村道路整備計画」において整備した7.5キロの道路を視察しました。住民によると、学校への通学、病院へのアクセス、飲料水をはじめとする日用品の入手などのあらゆる面で、道路整備により生活が改善しました。



黒川大使のブハメド上水道施設工事現場視察 (平成28年10月27日)
10月27日、黒川恒男駐モロッコ大使は、有償資金協力「第3次地方給水計画」において建設中のシェフシャウエン地方に位置するブハメド上水道施設の工事現場を視察しました。建設工事は2018年に完成予定です。ブハメド上水道施設による周辺地域への飲料水の安定供給が期待されます。






国連工業開発機関(UNIDO)との連携プロジェクトによる矢崎総業タンジェ工場での職業訓練開始 (平成28年10月26日)
10月26日、黒川駐モロッコ大使は、矢崎総業タンジェ工場を訪問し、国連工業開発機関(UNIDO)との連携プロジェクト「職業訓練を通じた若年層能力向上プロジェクト」の職業訓練開講式に出席しました。このプロジェクトはモロッコにおける雇用促進と地域経済の発展を目的として、モロッコの若者に職業訓練の機会を提供するものです。
黒川大使は、矢崎総業タンジェ工場で職業訓練を受ける50名の研修生に対し祝辞と激励の言葉を伝えました。







モロッコ家族計画協会(AMPF)による「農業労働者へのHIVを含むSRHRサービスアクセス改善プロジェクト」の開始 (平成28年10月13日)
10月13日、黒川駐モロッコ大使は、国際家族計画連盟(IPPF)HIV/リプロダクティブヘルス日本信託基金によるモロッコ家族計画協会(AMPF)を通じた「農業労働者へのHIVを含むSRHRサービスアクセス改善プロジェクト」のキックオフ説明会に出席しました。
このプロジェクトにおいて、AMPFは、研修、セミナー、医療キャラバンを通じて性感染症予防に関する啓発活動を行い、住民に対して必要な情報を発信する予定です。 黒川大使は、8月にナイロビで開催された第6回アフリカ開発会議で安倍総理が発表したHIV/エイズ他の感染症予防のための保健サービスへのアクセス向上の重要性について触れ、本プロジェクトの成功への期待を述べました。



モロッコに対する無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の交換 (平成28年9月30日)
9月30日、黒川恒男駐モロッコ大使とスビヒ文化大臣は、1億円を供与額とする日本の無償資金協力「経済社会開発計画」の実施に際し、交換公文に調印しました。
この無償資金協力は、モロッコ国立図書館が収集した19世紀以降の稀少な資料のデジタル化を支援することを目的として日本製機材(大型特殊スキャナーなど)を供与するものです。
黒川大使は署名式でのスピーチにおいて、日本・モロッコ外交樹立60周年の本年に、このプロジェクトを開始することにより、二国間文化協力の新たな一ページを開くことができると述べました。





「ABEイニシアティブ」第二期生の壮行会出席 (平成28年8月12日)
8月12日,黒川恒男駐モロッコ大使は,「ABEイニシアティブ」の枠組みで日本へ出発する第二期生の壮行会に参加しました。
今回「ABEイニシアティブ」にて日本へ出発する28名は,日本の大学院修士課程に在学し,各専門分野を学び,日本企業でのインターンシップを経験します。プログラム終了後には,日本とモロッコの架け橋となり,両国間の経済関係の深化のために活躍することが期待されます。日本でのご活躍を期待します。



平成26年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「シディ・カセム県病院乳がん検診機材整備計画」マンモグラフィ引渡式 (平成28年7月21日)
7月21日、黒川恒男駐モロッコ大使は、日本の草の根・人間の安全保障無償資金協力によってシディ・カセム県病院に供与された富士フイルム(株)のデジタル・マンモグラフィの引渡式に池永富士フイルムカサブランカ事務所長とともに出席しました。
式典において黒川大使は、乳がん予防の重要性とともに、シディ・カセム県及び供与されたマンモグラフィがモロッコの女性の乳がん予防のために広く活用されていくことについて期待を述べました。








第三国研修「上水道無収水量管理研修」における「水漏に係る考察と修理」研修閉講式 (平成28年5月27日)
5月27日、ラバトの上下水国際学院において、JICAの技術協力の枠組みにおいて開催された第三国研修「上水道無収水量管理研修」における「水漏に係る考察と修理」研修の閉講式が開催されました。
この研修は、日本とモロッコが共同して実施したもので、ベナン、ブルキナファソ、ギニア、ニジェール、マリから参加した研修生は飲料水管理に係る実務を学びました。


国連開発計画(UNDP)との連携による「刑務所改革プロジェクト」における刑務所職員への研修開講式 (平成28年5月23日)
5月23日、黒川駐モロッコ大使は、国連開発計画(UNDP)とモロッコ首相府付刑務所管理・社会復帰総本部(DGAPR)との連携による「刑務所改革プロジェクト」における刑務所職員への研修開講式に出席しました。黒川大使は、日本・モロッコ外交関係樹立60周年となる記念の年に、社会開発や人権保護に裨益する本プロジェクトを開始することを歓迎し、研修の成功を期待する旨を述べました。



「アブダ・ドゥカラ灌漑地域における灌漑システム向上プロジェクト」最終成果報告会の開催 (平成28年5月11日)
5月11日、エル・ジャディーダのアブダ・ドゥカラ農業開発公社(ORMVAD)において、JICAによる技術支援「アブダ・ドゥカラ灌漑地域における灌漑システム向上プロジェクト」の最終成果報告会が開催されました。
このプロジェクトはアブダ・ドゥカラ地域における農作物生産力の一層の向上を図るもので、報告会では3名のJICA専門家が成果報告を行いました。


国連工業開発機関(UNIDO)との連携によるプロジェクトの開始 (平成28年4月22日)
日本政府は 国連工業開発機関(UNIDO)との連携による「職業訓練を通じた若年層能力向上プロジェクト」を採択しました。本プロジェクトでは、UNIDOを通じてモロッコ東部地方の若年層に職業訓練の機会を提供します。
4月22日、黒川駐モロッコ大使は、ベンシール職業訓練及び雇用促進事業公社(OFPPT)総裁やモル・ド・アルバ・カボットUNIDOモロッコ事務所長立ち会いの下実施されたキックオフミーティングに参加し、本プロジェクトを通じてモロッコにおける若年層への職業訓練機会の提供に貢献したいと述べるとともに、モロッコが注力している自動車産業分野をはじめとする様々な産業セクターの強化につながることに期待する旨を述べました。


モロッコの保健分野における支援活動報告会 (平成28年4月13日)
4月13日,黒川恒男駐モロッコ大使は、JICAモロッコ事務所とモロッコ保健省が共催するモロッコの保健分野における日本の支援活動報告会に出席しました。
日本はモロッコにおいてこれまで15年以上にわたって、医療施設の建設、医療機材の供与、日本人専門家・ボランティアの派遣、南南協力(モロッコ主導によるアフリカ諸国への協力)実施の支援など、幅広い協力を行ってきました。
黒川大使はスピーチにて、両国の関係者の努力によって支援が実りあるものとなり効果を発揮していること、また国家開発における保健インフラの重要性を述べました。





