平成24年度のODA案件
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モロッコに対する中小企業を活用したノン・プロジェクト無償資金協力及び次世代自動車ノン・プロジェクト無償資金協力に関する書簡の交換(平成25年3月13日)

3月13日(水曜日)、モロッコ王国の首都ラバトにおいて、柳谷俊範駐モロッコ国大使とサアド・ディン・エル・オトマニ外務・協力大臣との間で、2件の無償資金協力(供与総額6億円)に関する書簡の交換が行われました。
これらの協力は、持続的な経済社会開発に取組むモロッコ政府に対して、必要な資機材を購入するための資金を供与する次の2件です。
1. 中小企業を活用したノン・プロジェクト無償資金協力(供与額:1億円):我が国中小企業が生産した製品の調達により,モロッコの経済社会開発努力の促進に貢献するものです。
2. 次世代自動車ノン・プロジェクト無償資金協力(供与額:5億円):我が国の優れた次世代自動車等の供与により,モロッコの環境分野等における取組みを後押しするものです。

草の根・人間の安全保障無償資金協力:平成24年度4案件の贈与契約(G/C)署名式の実施(平成25年2月27日)



2月27日(水曜日)、モロッコ王国の首都ラバトにおいて、草の根・人間の安全保障無償資金協力における4案件に関して、柳谷俊範駐モロッコ王国大使と被供与団体であるローカルNGOの代表者とが贈与契約(G/C)に署名をしました。
同署名式には、外務・協力省アジア・大洋州局のモハメド・メスカウニ極東・東南アジア・大洋州部長をはじめ、関連省庁の代表者も出席しました。
- ザゴラ市女子寄宿舎建設計画
(ザゴラ県、Association des femmes pour le développement et la solidarité)
供与額 84,473ユーロ (約938,500ディルハム)
- シディ・アブデラ・エルブシュアリ村道路整備計画 (シュトカ・アイト・バハ県、Association Imoula pour le développement et la coopération)
供与額 84,545ユーロ (約939,300ディルハム)
- グルシフ県村落部保健センター妊産婦医療機材整備計画
(グルシフ県、Amicale Médico-pharmaceutique de Guercif)
供与額 50,911ユーロ (約563,738ディルハム)
- トゥブカル村農業用水路改良計画 (タルーダント県、Association Ouanamrou pour le Développement et la Coopération)
供与額 88,717ユーロ (約983,963ディルハム)
モロッコに対する円借款「下水道整備計画(Ⅲ)」に関する書簡の交換(平成24年5月4日)
5月4日(金曜日)、モロッコ王国の首都ラバトにおいて,玄葉光一郎外務大臣とニザール・バラカ経済・財政大臣との間で,総額107億9,000万円を限度とする円借款「下水道整備計画(Ⅲ)」に関する書簡の交換が行われました。
本計画は,モロッコにおける地方9都市(Bouarfa, Nador, Targuist, Essaouira, Berkane, Al Aroui, Taourirt, Ouarzazate, M’rirt)を対象に,下水処理場の拡張・改修及び下水管渠の整備(総延長約300km)を行うものです。本計画の実施により,下水道整備が遅れている地方の住民の生活環境が改善されます。
また,本計画は,下水処理場で発生するメタンガスの回収を通じて温室効果ガス排出削減効果も期待できるため,我が国が2009年12月に表明した,気候変動対策に関する2012年までの途上国支援(短期支援)の一環でもあります。我が国としては,COP17で得られた成果を踏まえ,すべての主要国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,モロッコと引き続き気候変動分野で連携していきます。