トップページ > 領事情報 > 安全対策 > モロッコにおける安全対策-邦人犯罪被害事例(平成27年)

領事情報

モロッコにおける安全対策

邦人犯罪被害事例 | 緊急電話番号 | 緊急時の言葉 | 盗難・紛失時の対応

平成29年の邦人犯罪被害事例

在モロッコ日本国大使館領事部
 

12月中に大使館に報告のあった邦人の犯罪被害の件数はで、平成29年での合計は、9件となりました。

12月までの被害届分析表は、こちら

 

大使館からのコメント!


◎「単独」・「人気(ひとけ)のないところ」
この2つが最近の被害のキーとなっています。とは言え,複数であっても,人気がないところや,夜間の外出は極力避けるようにしてください。
◎日本人は目立ちます。

 モロッコでは東洋人と遭遇する機会は多くありません。それ故に日本人は目立つ存在です。また日本人は「裕福で警戒心が希薄である」とも思われています。犯罪の標的にされやすいことを自覚し,犯罪者に隙を見せない行動をとることに努めてください。
ページトップへ

犯罪事例

日時:

場所:

被害手口:

被害者:

概要:

 

大使館からのコメント:

ページトップへ

犯罪事例

日時: 11月11日(土)午後1時00分頃

場所:マラケシュ、フナ広場

被害手口: スリ

被害者:女性(20代)単独

概要:

 11月11日(土)午後1時頃,被害者がマラケシュ市内のジャマ・エル・フナ広場付近からマラケシュ空港に向かうためタクシーに乗車しようとした際,パスポート,現金,キャッシュカード等を入れていたポーチがいつの間にかなくなっていることに気がついた。同広場付近の路地を歩いている際に盗まれたと考えられる(ポーチは大口のバッグに入れていたとのこと。念のため、歩いてきた道を隈無く探したものの見つからず)。キャッシュカードが1枚入っていたので,直ちにカード会社へ連絡するとともに,警察に被害届を提出した。携帯電話やクレジットカード等は別に所持していたため,日本の家族と連絡をとり,パスポート申請に必要な書類を速やかに用意することが出来た。

大使館からのコメント:

貴重品を分散させる措置を講じていたことは賢明でした。日本人は非常に目立つため,標的になりやすいことを意識していただき,貴重品はチャックや鍵の付いたものに入れるとともに,外出の際には常に周囲を警戒して貴重品の管理を徹底するよう注意してください。

日時: 11月6日(月)午後1時00分頃

場所: ミデルト近郊の路上

被害手口:スリ

被害者:男性(20代)単独

概要:

11月6日(月),午後1時頃,メルズーガに行くためにフェズでレンタカーを借り,ミデルト近郊を運転していた際,ガードレールのないカーブにさしかかったところ,そのまま曲がりきれず,3~4メートルの谷に落下してしまった。その後,事故現場に周囲から見物人が押し寄せ,被害者が怪我を負って苦しんでいる最中,いつの間にかスマートフォン及びそのケースに入れていたクレジットカードが盗まれていた。なお,この事故により,被害者は左ひじと右手首を骨折した。

大使館からのコメント:

 モロッコの運転マナーは日本と比較すると,信号を守らない,ウィンカーを出さないなど非常に劣悪です。また,砂漠方面に向かう際は,道路の舗装状態が悪い箇所もあるので,自動車の運転には細心の注意が必要です。また,今回のような事案を防ぐため,可能な限り自動車運転中も貴重品は身につけるようにするとともに,携帯電話やクレジットカードは別の場所に保管し,カードの盗難にあった際は直ちに利用を停止するため,カードナンバーやクレジットカード会社の電話番号をメモ帳等に控えておくようお願いします。

日時: 6月23日(金)午前11時頃

場所: タンジェ,メディナ前の小道

被害手口: 強盗

被害者:女性(30代)単独

概要:

 6月23日(金)午前11時頃,被害者がスマートフォンのアプリで位置情報を確認しつつ,タンジェ市内メディナ前の人通りの少ない小道を単独で散策していたところ,モロッコ人男性(20代と思われる者)2名が前方から徒歩で近づいてきた。不穏な気配を感じたため,スマートフォンを隠したところ,それを見ていたモロッコ人男性が向かってきて,被害者からスマートフォンを奪おうとした。大声で助けを求めつつ,犯人に抵抗したところ,もみ合いの最中に地面に頭を打ちつけた。また,犯人がナイフのような鋭利なものを持っていたようで,腕に切り傷を負ってしまった。犯人2名は,スマートフォンを奪って逃走したが,声を聞きつけて付近の通りから駆けつけた数名のモロッコ人に1名が取り押さえられた。しかしながら,奪われたスマートフォンを持っていたもう1名の犯人には逃げられた。病院で手当を受けた後,本事件の証人3名とともに警察に赴き,事情聴取を受けた。

大使館からのコメント:

 日本人は非常に目立つため,標的になりやすいことを意識してください。持ち物を奪われた時には,重傷を負う可能性が高いことから犯人に対しては決して抵抗せずに,周囲の助け又は警察を呼んでください。また,貴重品を分散させる,不用意に貴重品を周囲の目にさらさない,集団に近づかない,極端に人通りが少ない通りの利用を避ける等,日頃から心掛けていただくようお願いいたします。

日時: 5月16日(火)午後9時10分頃

場所: ラバト,アグダル地区,アトラス通り

被害手口: 強盗

被害者: 男性(30代)単独

概要:

5月16日(火)午後9時10分頃,被害者がラバト市アグダル地区のアトラス通りを一人で徒歩で移動していた際,モロッコ人男性(10代と思われる者)約20名からなる集団とすれ違った。この際に,この集団から羽交い締めにされた上,殴る蹴るの暴行を加えられ,引き倒されてシャツの胸ポケットに入れていた財布・パスポートを強奪された。財布の中には,クレジットカード,キャッシュカード,運転免許証及び現金が入っていた。加害者らは去り際,パスポートを投げ返し,財布のみを持ってそのまま逃走した。被害者は引き倒された際に若干の打撲・擦り傷を負った。

大使館からのコメント:

 当日は当地にて音楽フェスティバル「MAWAZINE」が開催されていたため,多くの若者の集団がラバト市の繁華街であるアグダル地区に繰り出していたと考えられます。日本人は非常に目立つため,標的になりやすいことを意識してください。また,夜間の単独行動は可能な限り避けるとともに,貴重品を分散させる,不用意に貴重品を周囲の目にさらさない,集団に近づかない,極端に人通りが少ない通りの利用を避ける等,日頃から心掛けていただくようお願いいたします。

日時: 5月3日(水)午後6時頃

場所: マラケシュ,メディナ内

被害手口: スリ

被害者: 女性(40代)

概要:

5月3日(水)午後6時頃,荷物を持って女性4名でマラケシュのメディナ内を歩いていた際,1名が所持していたバッグの中から現金や旅券等が入ったポーチがなくなっていることに気付いた。周囲にいた数名の者がスリの犯行の瞬間を目撃していたことから,容疑者を特定できたものの,同人は逮捕されておらず,ポーチも発見されていない。財布は別の場所に保持していたため,クレジットカード等は盗まれずにすんだ。

大使館からのコメント:

 貴重品を分散させる措置を講じていたことは賢明でした。日本人は非常に目立つため,標的になりやすいことを意識していただき,常に周囲を警戒して貴重品の管理を徹底するよう注意してください。

日時: 5月2日(火)午後4時頃

場所: カサブランカ,カサ・ボワイヤージュ駅

被害手口: スリ

被害者: 男性(40代)単独

概要:

5月2日(火)午後4時頃,カサ・ボワイヤージュ駅からマラケシュ駅に向かう電車に乗車する際,ひどい混雑が生じていた。被害者は,カバンのポケットに財布を入れており,電車に乗り込む前に財布があることを確認したが,座席について再度確認したところ,財布がなくなっていた。その間は約30秒ほどの間であり,後ろに並んでいた25~30歳と見られる男性に盗まれたものと考えられる。旅券は無事であったが,財布に入っていた現金とクレジットカードを盗まれた。

大使館からのコメント:

 日本人は非常に目立つため,標的になりやすいことを意識していただき,常に周囲を警戒して貴重品の管理を徹底するよう心掛けてください。電車を始めとする公共交通機関におけるスリ被害の事例が発生しており,スリの手口も年々巧妙になっていますので,ご注意ください。

日時: 2月23日(木)午後5時頃

場所: ラバト,サントル・ヴィル地区

被害手口: スリ

被害者: 男性(30代)単独

概要:

2月23日(木)午後5時頃,被害者がラバト市サントル・ヴィル(centre ville)地区のラバ・ヴィル(Rabat ville)駅付近でトラムに乗車しようとした際,ズボンのポケットに入れていた財布がいつの間にかなくなっていることに気がついた。同地区で人混みの中,写真撮影をしていた時に盗まれたと考えられる。財布の中にはクレジットカードが2枚入っていたので,直ちにクレジットカード会社に連絡するとともに,警察に被害届を提出した。多額のお金は所持していなかったため,金額的な被害は少なく,旅券も別に所持していたので被害を最小限に抑えることができた。

大使館からのコメント:

貴重品を分散させる措置を講じていたことは賢明でした。日本人は非常に目立つため,標的になりやすいことを意識していただき,外出の際には常に周囲を警戒して貴重品の管理を徹底するよう注意して下さい。

日時: 2月17日(金)午後3時頃

場所: マラケシュ市内の自宅マンション

被害手口: 家宅侵入

被害者: 女性(40代)単独

概要:

2月17日(金)午後3時頃,自宅の鍵を閉めずに30分間ほど居間でくつろいでいたところ,玄関の扉が開いており,玄関近くにいつも置いていたバッグがなくなっていることに気がついた。その後,そのバッグは同じマンション内の上の階の電気と水道のメーターボックス内で見つかったが,その中に入れていた携帯電話と現金がなくなっていた。居間でコンという小さな物音を聞いたものの気にせずにいたが,この時に盗まれたものと考えられる。

このマンションの入口に旅行代理店のビデオカメラが設置されており,関係者にその画像を調査してもらったものの,特に怪しい人物は写っていなかったとの報告を受けた。警察に被害届を提出したのが事件当日ではなかったため,警察による捜査は行われなかったが,警察から,被害の直後であれば捜査が可能であったかもしれないとの報告を受けた 。

大使館からのコメント:

 過去にも空き巣の被害や訪問詐欺を目論む家宅侵入の被害事例があり,手口が巧妙化しています。ホテルや自宅に関わらず,不審者の侵入を防ぐため,外出時の施錠はもちろん,在宅時であっても確実に施錠を行うよう心掛けてください。

日時:1月22日(日)午後0時15分~30分頃

場所: ラバト,ハイ・リアド地区,アナキル大通り

被害手口: 強盗

被害者: 男性(30代)単独

概要:

 1月22日(日),正午過ぎ,被害者がラバト市ハイ・リアド地区のアナキル大通り付近の路上で携帯電話で会話していた際,モロッコ人男性と思われる者2名が被害者の後方から襲撃し,携帯電話の強盗を試みた。被害者は当初,抵抗を試みたが,加害者らが刃渡り30~40センチの刃物を所持していることを確認し,その場で抵抗を諦め,携帯電話を側方に投棄した。加害者らは携帯電話を奪取し,そのまま逃走した。被害者に怪我等はなかった。その後,加害者1名は警察により逮捕され,強盗に遭った携帯電話は警察から無傷で返却された。共犯者1名は現在逃走中である。

大使館からのコメント:

抵抗を諦め,携帯電話を投棄したことは賢明でした。日本人は当地では大変目立つ上に裕福だと考えられています。また,邦人の強盗被害は夜間のみならず日中も発生しています。比較的大きな通りや,人通りがある場所等においても,歩行中は時々後ろを振り返って周囲を警戒する等,隙を与えないように気をつけることが重要です。

平成29年12月の被害届分析表

○ 被害手口 12月 累計
強盗 0 3
ひったくり 0 0
スリ 0 5
置引き 0 0
侵入盗(空き巣等) 0 1
詐欺 0 0
その他の手口 0 0
合計 0 9
○ 発生場所 12月 累計
路上 0 4
電車・バス・車等 0 1
メディナ 0 3
駅・空港等 0 0
ホテル 0 0
レストラン 0 0
その他の場所・不明 0 1
合計 0 9
○ 事件発生時間帯 12月 累計
 0時台~5時台 0 0
 6時台~9時台 0 0
10時台~13時台 0 4
14時台~17時台 0 3
18時台~21時台 0 2
22時台~23時台 0 0
不明 0 0
合計 0 9
○ 性別区分 12月 累計
男性 0 5
女性 0 4
合計(被害者数) 0 9
○ 平日・休日の別 12月 累計
平日(月~金) 0 7
土日・祝祭日 0 2
不明 0 0
合計 0 9
○ 事件発生曜日 12月 累計
月曜日 0 1
火曜日 0 2
水曜日 0 1
木曜日 0 1
金曜日 0 2
土曜日 0 1
日曜日 0 1
不明 0 0
合計 0 9
○ 年代 12月 累計
20歳未満 0 0
20代 0 2
30代 0 4
40代 0 3
50代 0 0
60代 0 0
70代以上 0 0
不明 0 0
合計(被害者数) 0 9

○ 月別発生件数(平成29年)

平成29年 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月