安全対策
モロッコ安全対策情報(平成26年4月~6月期)
1.治安情勢及び一般犯罪の傾向
(1)6月25日,モロッコ内務省は,6人から構成されるテロ組織を解体したと発表しました。今回の摘発により,このテロ組織が,シリアとイラクにおけるテロ組織の幹部と連携の上,シリアとイラクにおける自爆テロに動員する目的でモロッコ人戦闘員をリクルートし,彼らをこれらの国に送り,武器取扱いや,爆発物の製造に関する技術的知見の伝授等の軍事訓練を行っていたことが明らかとなりました。
(2)モロッコのラマダン期間中(6月29日から7月27日又は28日まで)は,イスラム教徒は,日の出から日没までの間,飲食,喫煙等ができず,睡眠不足である状況下からして,例年,多くのモロッコ人ドライバーの運転が荒くなる等を理由として,交通事故が多発しています。
また,日没時刻から一斉に食事を開始する関係から,日没直前は帰宅のため,多くのドライバーが街中であっても猛スピード,一部は信号無視により車を運転するとともに,同時間帯は,街中のひと気がなくなることを背景とした窃盗・強盗等の事件が例年発生していることから注意が必要です。
(3)邦人の犯罪被害(報告ベース)は,窃盗2件(置引き1件,スリ1件)
(参考)昨年の同時期の件数:強盗2件,窃盗(スリ)2件,車上荒らし1件
2.殺人・強盗等凶悪犯罪の事例(邦人被害)
(1)強盗
邦人が被害者となった事件はありませんでした。(2)殺人
邦人が被害者となった事件はありませんでした。
(3)強姦
邦人が被害者となった事件はありませんでした。
3.テロ・爆弾事件発生状況
管轄内における当該事件は発生していません。
4.誘拐・脅迫事件発生状況
邦人が被害者となった事件はありませんでした。
5.対日感情
対日感情は一般的に良好であり,特段の変化は見られません。
6.日本企業の安全に係わる諸問題
関連情報ありません。