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領事情報

注意喚起

クレジットカード被害にご注意

2011年11月4日

在モロッコ日本国大使館領事部
 

先般、当国においてクレジットカードの入った財布を盗まれ、利用限度額まで引き出されたという事案が発生いたしました。被害を受けた方は、盗難に気付いた後すぐにカードの紛失を届け出ましたが、ごく僅かな時間で現金を限度額まで引き出されており、手口や手際の良さから計画的な犯行であると予想されます。

今回のケースは、「暗証番号を用いた取引において、持ち主の故意又は過失により、暗証番号が他人に知られてカードが利用された場合は、その損害を補填できない。」という規程に該当したため、残念ながらクレジット会社からの保証は一切受けることができませんでした。

つきまして、モロッコ在留の皆様及びモロッコに旅行される方におかれましては、以下の点にご注意いただきますようお知らせいたします。

 

 

犯罪事例1

タンジェ駅にて、中年のモロッコ人の男から英語で「2時間200dh(2,000円相当)で、自分の車で観光案内をしてあげよう。」と誘われたため、乗車することに決めた。市内の名所をまわった後、運転手とともにATM(自動現金支払機)に立ち寄り現金を引き下ろした。その後、駅にて男と別れたが、列車の車内で財布がないことに気付いたため、警察に被害届を出した。調書作成後、警察から「帰って良い」と言われたため警察署を離れたが、被害届受理書のようなものは渡されなかった。

帰国後、クレジット会社から請求書が届き、男と別れてから財布の紛失に気付くまでの約1時間で50万円近くの現金が引き出されていることが判明した。クレジット会社に事情を説明したが、暗証番号を用いた引き出しであったため、保証対象外として損害補填はされなかった。また海外旅行保険会社に対して保険金請求行為を行おうとしたが、警察署発行の被害届受理書がなかったため受理されなかった。大使館を通じて同受理書の取得を試みたが、本人が警察署に出頭し、署名する必要があるとして発行されず、結果、保険請求を断念せざるを得なかった。

 

犯罪事例2

旅先で知り合ったモロッコ人の男とともに、ATMへ行き、現金を引き出そうとしたところ、男に「操作要領が間違っている」といわれキャンセルボタンを押された上、再度入力するよう言われた。

その後、男の家に招待され数日間滞在したが、その間の飲食費は全てその男が負担し、さらに最終日には、その男の親戚の青年とともに温泉に連れて行ってくれた。入浴の際にもその男は衣服と荷物を全て預かってくれ、入浴が終わる頃に迎えに来てくれた。帰国後、銀行口座から数十万円が引き出されていることに気が付いた。

 

犯罪事例3

旅先で知り合ったモロッコ人の男が、親戚が所有する建物の一室に泊まるよう勧めてくれた。その後、公衆浴場に行こうとした際に、男から「貴重品を持って行くと盗まれるかもしれないから部屋に置いていった方が良い」と言われたためその助言に従ったところ、部屋に戻るまでの間にクレジットカードを不正に使用されていた。被害に気付いたのが帰国後だったために被害届も出すことができず、クレジットカードの保険も適用されなかった。
(男の友人にATMへ案内してもらったが、その際に暗証番号を盗み見られた可能性がある。)

 

 

※ 「安全の手引き」、「安全対策基礎データ」には、その他の犯罪事例も掲載されておりますので、ご旅行に先だって是非一度ご参照下さい。